Feed とは Web サイトが公開している、その Web サイトの更新情報です。 その更新情報のフォーマットとして、XML に基づいた言語である RSS や Atom があります。
Feed は blog サイトやニュースサイトなどを中心に、幅広く普及しています。
フィードの規格には RSS と Atom があります。 RSS が幅広く使われていますが、後発の Atom には RSS にない先進的な機能があります。 両方の feed を公開しているサイトも増えてきていますが、 浸透している RSS を捨てるサイトはないため、 これからも共存関係が続くと予想されます。
RSS では、更新情報の1つの項目を item 要素で表します。 1つのRSSフィードの中の item要素の数はまちまちです。
1つの項目の持つ情報はサイトにより異なりますが、次の4つの情報を含むのが一般的です。 これらは、item要素の子要素として記述されます。
RSS には、設計思想が異なる 2つの系統があります。 RSS 1.0 と RSS 2.0 は別々に策定されており、 RSS 2.0 が RSS 1.0 を代替するわけではありません。
RSS 1.0 では title, link が必須の要素です。 RSS 2.0 では、title と description のどちらかはなければいけない、となっています。
RSS では、更新情報とは別に、フィード固有の情報を記述する場所があります。 それが channel 要素です。 RSS 1.0 では item要素と channel要素は同じ階層にありますが、 RSS 2.0 では item要素が channel要素の子要素になっています。
RSS 1.0 は RDF の枠組みを使っていますので、root要素は rdf:RDF です。 RSS 2.0 は昔のRSSと同様、root要素は rss です。
公開されている feed は、サイトの変更にあわせて逐次更新されます。 その feed の更新をチェックするプログラム(フィードリーダ)を利用すると、 自分の読みたいサイトの最新情報をまとめてチェックすることができて、 feed のありがたみを感じることができます。
情報源として登録するフィードが多くなってくると、 フィードリーダが最新情報を集めてくれるといっても、 その情報が膨大になってきます。 そうなると、集めた情報をさらに絞り込みたくなります。 自分でプログラムを組めば、いろいろと便利なことができるはずです。