データとは

データとは何か

プログラミングを学んだ人は、 プログラムが「データ」を扱うものだということを知っているでしょう。 その昔、ニクラウス・ヴィルト(Niklaus Wirth)という人が、 「アルゴリズム+データ構造=プログラム」という本を書きました。 プログラムにとって「データ」を扱う方法が重要なことは、 誰もが認めるところです。

この話の流れでは、プログラムで扱う対象こそが「データ」であると考えてしまいますが、 それは一つの意味にすぎません。 日常生活では、「血液型と性格の関係性を証明するデータはない」などと使います。 この場合、「データ」は観察や経験に基づく事実のことを意味しています。

ここでは、プログラムで扱うかどうかにかかわらず、 意味のある情報を持つものが「データ」であると、幅広く考えることにします。

注1: Niklaus Wirth はプログラミング言語 Pascal を開発した偉い人。

注2: data は datum の複数形 (まめ知識)。

データの分類

データには、さまざまな観点からの分類があります。

もちろん、動画、静止画、音声、テキストといった内容による分類はいくらでもあります。