Webサービスの利用においては、ユーザ登録やアプリケーションの登録を求められることが多い。 アプリケーションの URL を尋ねられる場合には、 開発するアプリケーションの公式Webページを用意することが望ましい。 自分の個人的なサイトがない場合には、 earth に置くことのできる自分のページの一部として用意することもできる。
登録により発行される ID とは別に、アクセストークンを取得する必要があるタイプもある。 提供側が用意しているドキュメントやサンプルプログラムを参考にすること。
Webサービスは提供者側が独自に仕様や利用規約を決めている。 RSS のように標準化されていないため、 提供者側によるドキュメントに沿ったプログラムを作成する。
REST でレスポンスの形式が XML の場合、 リクエスト(問い合わせ)の方法が HTTP の GET であり、 レスポンス(応答)の形式が XML である点で RSS と似ている。 ただし、応答の XML のスキーマは Webサービスの提供者独自のものであるため、 必要な情報を取り出すためのプログラムは Webサービスごとに作成する必要がある。
サーバのレスポンスの形式が XML の場合には、 サンプルプログラムの Feed.java, Item.java など、 サーバの応答を DOM で解析するプログラムをベースにするとよい。
REST では HTTP の GET を使うため、 パラメータを URL に含めることができる (baseurl?key1=value1&key2=value2...)。 このとき、全角文字などURLに使ってはいけない文字を使う場合には、 URL エンコード をすること。
Java で JSON (JavaScript Object Notation) を扱うライブラリが公開されているので、それを用いるとよい。
データを持っている企業が、検索のWebサービスを提供していることが多い。 機械学習の広まりにより、データを送ると処理結果を返してくれる API が増えている。
無料で使えるとは限らないので、利用条件を確認すること。
有料化され、授業での利用は現実的ではない。
Instagramビジネスアカウントかクリエイターアカウントが必要。
情報を集めるのには向かないが、BOTをつくることもできる。
pixiv は公開されている API がない。 非公開のものを利用する方法が公開されている (未確認)。
検索、アルバムを指定してトラックを取得、プレイリストを指定してトラックを取得、などの API がある。 アプリケーションの登録は必要だが、ユーザ固有の情報を使用しない場合はユーザ認証を必要としない。 レスポンスはJSONだが、Javaのラッパーがある。
プレイヤー向けの API が多いが、コメントを取得したりもできる。
last.fm は誰が何を再生しているか公開されており、活用の幅が広い。
Amazon が全世界で扱っている商品の情報などが得られる。 開発者としてのアカウント登録が必要。
楽天市場、楽天ブックス、楽天オークション、楽天トラベルなどの API がある。 利用するには楽天の会員になり、デベロッパーID を取得する(無料)。 デベロッパーID を URL に埋め込むだけでよいので Amazon よりも簡単。
エリアを指定して飲食店を検索することが可能。 エリア以外の検索条件を指定できるかはサイトごとに異なる。
例えば安い店を探したい場合、 ほとんどのサイトでは予算で検索することができないので、 エリアのみで検索した結果を予算でソートするといった処理が必要となる。
料理や予算など、かなり細かい条件での検索が可能。
地域の指定は、ホットペッパーのエリアが最小単位なので駅名での指定はできないが、 住所の部分一致で絞り込むことは可能。
じゃらんWebサービスは 2020年2月25日にアカウント登録の新規受付を終了。
住所やランドマーク名を与えると経度・緯度が得られる。 内部で Google と Yahoo! の API が使われているが、こちらは登録の必要がない。
アニメの視聴記録ができるサイト。有志が入力したメタデータが充実。
HTML5 では、Webサービスを明示的に用いなくても、 クライアントの位置情報を JavaScript で取得することができる (ユーザが許可した場合に限る)。 この位置情報をサーバ側で使いたい場合には、クライアントから JavaScript を使ってサーバに送る必要がある。