波形編集ソフトウェア
ここでは、
SoundEngineのSoundEngine Free
を使用して説明します。
詳しい設定や操作方法は、SoundEngine Freeの
ヘルプ
を見てもらう方がいいでしょう。
フォルダを作成し、このフォルダに
"sefree29x.zip"を展開します。
"SoundEngine.exe"ができますから、これを右マウスメニューの"送る"→
"デスクトップ(ショートカットを作成)"しておきましょう。
作成したショートカットをダブルクリックすると以下のようなウィンドウが出
てきます。
1ヶ所だけ設定を変更します。
"設定"メニュー→"再生"タブを開き、"ファイルを開いた時にすぐ再生する"の
チェックを外して"OK"を押します。
波形編集を以下の流れで行なってみましょう。
- 音声の用意
- 処理
音声の用意
編集するには、まず元となる音声がないと始まりません。
読み込み
最初に、サンプル音声をダウンロードしてみましょう。
tdu_radiocm.wavをクリックして、自分のPC
に保存しましょう。
このファイルはWindows標準のWAV形式のファイルです。
ここでは、"C:\sounds"に保存することにします。
エクスプローラなどで、ファイルが保存できたことを確認しましょう。
では、このファイルを早速SoundEngineで開いてみましょう。
"ファイル"メニュー→"開く"を選ぶとファイルダイアログが出てきますから、
先ほど保存した"tdu_radiocm.wav"を選びます。
選択したら、"開く"を押します。
ウィンドウの中にぐしゃぐしゃっとした線が出てきます。
これで音声ファイルを読み込むことができました。
横軸は時間で、縦軸は振幅です。
"表示"メニューの"拡大"と"縮小"を使うと、時間軸を変化させることができます。
なんとなくPCMの様子がわかったでしょうか。
再生
再生してみましょう。
このあたりはカセットデッキやMDなどでよく使われる操作と同じです。
再生ボタンを押します。
音が出て、再生している部分に縦の線が移動していきます。
再生スピードを変えることもできます。
メニューから速度を選んで試してみましょう。
録音
録音も簡単です。
"ファイル"メニューから"新規作成"を選んで最初の状態にします。
録音ボタンを押します。
このようなコントロールウィンドウが出ます。
"録音"ボタンで録音を開始し、"停止"ボタンで停止します。
マイクに向かって喋ってみましょう。
うまく音声が入力できない場合は、"コントロールパネル"→
"サウンドとマルチメディア"→"オーディオ"タブ→"録音"の
"音量"レコードコントロールを開いて、
マイクにチェックが入って選択されているかどうか確認しましょう。
停止したら"CLOSE"ボタンを押すともとの画面に録音した波形が表示されます。
再生してみましょう。
ファイル保存
できたら"ファイル"メニューの"名前を付けて保存"で"C:\sounds"フォルダに
保存します。
好きな名前を付けてください。
"ファイルの種類"は".wav"です。
処理
録音した音声を処理してみましょう。
編集
とりあえず録音してみましたが、余分な部分を削除したいですね。
波形の再生をしてみて、不要そうな部分を削除してみましょう。
"表示"は拡大しておきます。
いらなそうなところをマウスでドラッグすると、反転表示になります。
"→"ボタンを押すと選択した部分だけが再生されます。
不要な部分が正しく選択できるまで繰り返します。
"編集"メニューから"削除"を選ぶと、その部分が削除できます。
間違って削除してしまったら、"元に戻す"で戻せます。
このようにして、いらない部分をどんどん消します。
完成したら"保存"しておきましょう。
"編集"メニューの"コピー"、"貼り付け"を使えば、同じフレーズをいろいろな
ところで使えます。
また、メニューの3段目の部分にはいろいろな機能がありますから試してみま
しょう。
エフェクト
"空間"、"音質"、"その他"にはいろいろな機能があります。
たとえば、"空間"→"コーラス"を選ぶとこのような画面が出てきます。
"PreView"を押すと選んだ部分を繰り返し再生し始めますので、
ツマミをいろいろ変えてみましょう。
音がいろいろ変わりますね。
これでよしというところで"OK"を押します。
やめたい場合は"キャンセル"です。
他にもいろいろおもしろい機能がありますからいじってみましょう。
Soundforum Synthで作った音の録音
"スタート"メニュー→"すべてのプログラム"→"アクセサリ"→
"エンターテイメント"→"ボリュームコントロール"を起動し、"オプション"メ
ニューの"プロパティ"で
"音量の調整"を"録音"にし、"表示するコントロール"をすべてチェックし
て閉じます。
そうすると"録音コントロール"ウィンドウになるので、録音ソー
スとして、"ステレオミキサー"とか"WAVE"とか、"マイク"や"CD"じゃないそれら
しいものを下のチェックボックスで選択します。
録音ソースとしてどういう選択
肢が出てくるかは、個人のPCに存在するデバイスやドライバの作りによって
変わってきます。
大学の推奨機では以下のようになりますので、"Stereo Out"にチェックを入れます。
その他の機種の場合はいろいろ試してみてください。
なお、コマンドラインでは sndvol32.exe /r とすると直接"録音コントロール"
のウィンドウを開くことができます。
ではシンセの音を録音してみましょう。
- SoundEngine Free と Soundforum Synth を起動しておきます。
- 上図のようなウィンドウの位置にしましょう。
- SoundEngine の録音ボタンを押してモニタリングします。
- シンセで音を出すとSoundEngine のレベルメータが動きます。
- Soundforum Synth の "Master"の"Level"ボリュームを調整して、音を出
した時にレベルメータのレッドゾーンに入らないようにします。
- うまく調整できたら、SoundEngine の録音ボタンを押して録音開始です。
- シンセで音を出します。
- 停止ボタンを押します。
- CLOSEボタンを押せば、下図のように録音した結果が出てきます。
この場合、スレテオなので左右の音があります (同じですけど)。
- いらない部分を消したり、効果を付けて編集しましょう。
- できたら保存します。
- 失敗しても気落ちせずに、やりなおしましょう。 (^.^;;)
トップページに戻る
音声の基礎へ
アナログシンセサイザへ
課題ページへ