Emacs で Unicode (UTF-8など) を扱うためのパッケージです。
Mule-UCS は Vine Linux では標準でインストールされていませんが、 追加パッケージ(Vine Plus)の1つとして用意されていますので、 apt-get を使って簡単にパッケージの取得・インストールができます。
以下のようにシステム管理者(root)になって、取得とインストールを行います。 パッケージ名には大文字小文字の区別がありますので注意してください。
$ su # apt-get update # apt-get install Mule-UCS $ exit
.emacs.my.el というファイルを作成します (すでに存在する場合、編集します)。 まずは emacs を起動しましょう。
$ cd $ emacs .emacs.my.el &
以下の2行を記述します。
(require 'un-define) (require 'jisx0213)
保存し、一度 emacs を起動し直すと Unicode 対応の emacs になっているはずです。
文字コードの選択に utf-8 が現れるようになりますので、それを指定します。
M-x set-buffer-file-coding-system
M-x は Esc キーを押してから、x を入力することを表します。 C-x RET f と入力 (Ctrl キーを押しながら x を押し、Enter キーを押した後、f を押す) しても同じです。 Coding system for visited file (default, nil): と聞かれるので、utf-8 と入力します。 モード行の表示が「u」になります。
Vine 2.6 で直接 rpm パッケージをインストールする場合は、 以下をダウンロードして、rpm コマンドでインストールしてください。
$ su # rpm -Uvh Mule-UCS_0.85-0vl0.1_noarch.rpm $ exit