Windows XPでは、 パソコンの管理はコントロールパネルやシステム管理ツールなどを使って行い、 設定した情報はレジストリという場所に保存されます。 一方、UNIX上で動くソフトの設定は、 それぞれのソフトの設定ファイルに記述するのが一般的です。よって、 設定変更の際にはエディタを使って設定ファイルを書き換えるのが本来なのですが、 それをwebページ上から行う手軽で軟弱な(増田先生談)ツールがあります。 それがWebminです。
Webminはその名の通り、webブラウザ(ここではMozilla)上から操作します。 起動すると、いきなり警告のウィンドウが表示されますが、これは、 ブラウザが初めてこのパソコンと暗号化(SSL)された通信を行おうとしているからです。 ここでは二度目からは尋ねられないように、 「この証明書を永久に記憶する」にチェックして「続ける」ボタンを押します。
次に「セキュリティの警告」というウィンドウが表示されます。 これは、MozillaがSSLで暗号化されたページを取得する際に表示するものです。 この警告は不要なので、 「暗号化されているページを見ようとしたときには、常に警告します。」 のチェックを外してから「OK」のボタンを押します。
Webminのログイン画面のページが表示されます。「root」でログインをします。
パスワードを記憶するかどうか尋ねられます。 rootのパスワードが記憶されたら危険なので、「決してしない」ボタンを押します。
正しくログインできると、次のページが表示されます。 ページの上側に設定カテゴリのアイコンが並んでいます。 ためしに「ハードウェア」をクリックしてみましょう。
次に「ネットワークの設定」をクリックします。
さらに「ネットワークインターフェイス」をクリックします。
IPアドレスなどが表示されます。 あとで必要になりますので、このIPアドレスをメモしておきましょう。
「ハードウェア」の中の「LinuxローダLILO」を見てみると、 インストール次に設定した起動OSの一覧が表示されます。 ここで設定を変更することもできます。
ユーザアカウントの確認や追加/削除もできます。 「システム」の中の「ユーザとグループ」で行います。
Linuxのシステム管理の雰囲気はつかめたでしょうか。 硬派な人は、Webmin以外の設定方法を試してみるのもよいでしょう。