パッチの例
ここでは、いくつかのパッチの例について解説する。これらを各自のボキャブラリとして活用できることが望ましい。
- セレクタ
入力に整数を入れると、selコマンドの引数に照応できたものは、その下のボタンにbangが出力され、
黄色くなる。これ以外の値は一番右のアウトレットに出力される。数ある接続の中からユーザの望むものを選ぶ
ことのできる制御機構である。

Ver.4.6
Ver.5
- line
lineはある値から別の値まで一定時間で線形補間するものである。図の例では、左側は0から127まで
3000 ms(3秒)で変化させる意味で、右側は、現在の値から0まで、3000msで変化させる。音量を変える
どのときに応用できる。
Ver4.6 Ver.5
- key
これは、ユーザがコンピュータのキーボードを制御装置に使いたい場合に便利なコマンドである。
キーボードを打つと、それに対応したアスキーコードが数値で出力される。
Ver.4.6 Ver.5
- sendとreceive
パッチを組むと結線が非常に複雑になる場合がある。このような場合は、回路図と同様に、線を一旦切って
その終端に名前をつけ、別の場所に、その名前から開始すると線を繋ぐ必要がなくとも理解できる。パッチも同様にこの
機能を実現するために、sendとreceiveというコマンドを開発した。
Ver.4.6 Ver.5
- pipe
入力をある遅延とともに出力する機能である。引数が初期の遅延時間(ms)である。左インレットに
入力された数字が、右インレットで新たに定義された遅延時間分だけ遅延されて出力される。
Ver.4.6 Ver.5
- delay
ボタンを押すとbangが出力され、これが遅延時間を経て出力される。遅延時間は初期値は引数で、
また、右インレットで動的に変化させることができる。
Ver.4.6 Ver.5
- metroとrandom
これはmetro、random、lineを用いた応用のパッチである。生き物のように
スライダーが動くことを確認してほしい。
Ver.4.6 Ver.5
- metro,pipe,int,lineの応用
これも同様に、上記を含めた応用パッチである。心臓の鼓動にようにスライダーが
動き続ける様子を体験してほしい。
Ver.4.6 Ver.5
最
終更新時刻: Sat, 11th Sept. 2010 01:19:57 GMT