目の感度曲線




■ 感度曲線 ■


 人間の眼の網膜には、杆体(かんたい)と錐体(すいたい)という二種類の視細胞が並んでいます。

 杆体は感度は良いのですが、色の区別を認識できず明暗の変化に感応します。また、明るい場所では働きません。

錐体は三種類あり、それぞれ一番強く感応する波長域が違います。

青錐体は、約430nmの波長、つまり青に一番強く感応します。
緑錐体は、約530nmの波長、つまり緑に一番強く感応します。
赤錐体は、約560nmの波長、つまり赤に一番強く感応します。

 三種類の錐体で感じたスペクトル情報は、脳で混ぜ合わされて「色」を判断します。つまり、加法混色、です。

 杆体と、三種類の錐体の感度曲線です。三種類の錐体で外界のカラーをRGBに分けて取り込みます。取り込んだRGBは、脳で加法混色されます。

色の混合プログラム