GNOME システム管理ツール
手順Windows では、 パソコンの管理はコントロールパネルなどを使って行い、 設定した情報はレジストリという場所に保存される。 一方、 UNIX のシステム管理や UNIX 上で動くソフトの設定は、 それぞれのソフトの設定ファイルに記述するのが一般的である。 したがって、 設定の際にはエディタを使って設定ファイルを書き換えるのが本来であるが、 Vine Linux のデスクトップ環境 GNOME では GUI でこれを行える手軽なツールがある。
インストール直後の状態では、 システムの内容を変更したり管理用のコマンドを実行する権限をもった 特別な管理者のユーザ (スーパーユーザ) だけが存在している。 スーパユーザのログイン名は root である。 しかし、通常の作業においては、 スーパユーザではなく学籍番号の一般ユーザで行うことになるので、 ここで学籍番号のユーザを作成する。
左上のアプリケーションメニューのシステム・ツールから 様々な管理ツールを起動することができる。 ここではユーザとグループの管理 を選択する。
下図のようなウィンドウが表示される。 ユーザやグループを追加、削除するにはこのツールを用いると良い。
ここでは、新規に学籍番号のユーザを作成するので ユーザの追加を押す。
ユーザ名に学籍番号、氏名にローマ字表記の自分の名前、 「パスワードを手動で設定する」を選択して、 自分のパスワードを入力する。そして OK を押す。
学籍番号のユーザが新たに追加されたことを確認して OK を押す。
左上のアクションメニューからログアウトを選択し、 ログアウトする。 学籍番号のユーザでログインできることが確認できたら作業は完了である。