Vine Linux 2.6 の電子メイル環境
Mozilla の起動と初期設定Vine Linux 2.6r4 には、 電子メイルを読み書きするためのアプリケーションとして、 以下のソフトウェアが付属している。
- Mozilla
- Sylpheed
- Wanderlust
- Mew
- Mnews
- 他
ここでは、 Windows で使っている Thunderbird と同等の使いやすさをもつ 「Mozilla」を用いて電子メイルの読み書きを行う方法について説明する。 Mozilla は電子メイルだけでなく、 Web ページのブラウジングなどの機能をもつ、 多機能が統合されたアプリケーションである。
なお、Thunderbird と Mozilla は、どちらも mozilla.org というオープンソースソフトウェアの開発グループの成果物である。
以下のように、「メインメニュー」→「プログラム」→「インターネット」→ 「Mozilla Mail」を起動。
すでに Mozilla Web ブラウザを起動している場合、 ウィンドウ左下の手紙のようなアイコンをクリックしても起動できる。
初めて Mozilla Mail を起動すると、 以下のようなアカウント設定のウィンドウが表示される。 表示されない場合、 メニュー「ファイル」→「新規」→「アカウント」を選択する。
「電子メールアカウント」を選択し、「次へ」を押す。
「あなたの名前」の欄に自分の名前を入力し、 「電子メールアドレス」の欄にメイルアドレスを入力する。 メールアドレスは ユーザ名@ed.cck.dendai.ac.jp である。 入力したら「次へ」を押す。
使用する受信サーバの種類は POP を選択。 「受信メールサーバ」、「送信メールサーバ」ともに cckedpo.cck.dendai.ac.jpである。 入力したら「次へ」を押す。
受信ユーザ名にユーザ名が設定されていることを確認し、 「次へ」を押す。
アカウント名は自分の区別しやすいアカウント名に変えても良い。
ここまでの設定内容が表示される。 正しく設定されているか再度確認しておこう。 ここで「終了」を押すが、まだ設定すべきことは残されている。
メイルを受信するためにパスワードの入力を促される。 が、まだ設定が終わっていないので「キャンセル」を押す。 もし、ここで受信してしまうと、 新たに届いているメイルが Windows で受信できなくなる。
メニュー「編集」→「メール&ニュースグループのアカウント設定」を選択すると 設定ウィンドウが表示される。 次に、ウィンドウ左側の大学のメイルアドレスが表示されている行を選択。 そして、「HTML でメッセージを編集する」のチェックを外す。 まだ、OK は押さないでおく。
ウィンドウ左側の大学のメイルアドレスが表示されている行の下の「サーバ」を選択。
まだ、OK は押さないでおく。
ウィンドウ左側の大学のメイルアドレスが表示されている行の下の「コピーとフォルダ」を選択。 「メッセージを作成するとき、自動的に:」の「Bcc <0xkixxx@ed.cck.dendai.ac.jp (自分のメイルアドレス) >」をチェックする。
この設定により、 自分が送信したメイルのコピーを他の環境でも受信することができる。
以上を確認し「OK」を押す。
以上で設定は完了である。 必要に応じて、 署名 (signature, シグネイチャ) などを作成し、設定しておくと良い。
情報コンセント利用のための認証を済ませていることを確認し、 ウィンドウ左上の「受信」ボタンを押し、 新しいメイルが受信できるか確認しておく。
他の環境で「サーバにメールを残す」の設定を行っていないと、 一度他の環境で受信したメイルは Linux では受信できない。 あきらめるか、他の環境でも「サーバにメールを残す」の設定を行うか どちらかであるが、 他の環境で「サーバにメールを残す」の設定を行った場合、 古いメイルを消すなどして、 サーバに残っているメイルが保管容量の上限を越えないように注意する必要がある。
Mozilla の使い方については、以下の Web サイトなどが参考になる。