Vine Linux のオンラインマニュアル
Bash について
GNOME についてコマンドエイリアス
Bash では、あるコマンドに対して別の名前を割り当てることができる。 これをエイリアス(alias, 別名定義)と呼び、以下のよう設定する。
$ alias dir="ls -lCF" 上の例では、「ls -lCF」というコマンドに「dir」という別名を設定している。 すなわち「dir」と打てば、実際には ls -lCF が実行されるようになる。 現在定義されているエイリアスの一覧を見るには、単に「alias」と打てば良い。
よく利用する長いコマンドはエイリアスを設定しておくと便利である。 ここでは「telnet gate 259」と「telnet media-gate 259」に、それぞれ 「open-gate」、「open-media-gate」というエイリアスを設定しよう。
$ alias open-gate="telnet gate 259" $ alias open-media-gate="telnet media-gate 259" 設定が終わったら、「open-gate」、「open-media-gate」コマンドで 情報コンセントの認証ができることを確認しておこう。
上の下線部の内容は ~/.bashrc に書いておくと良い。
なお、 「~」とは自分のホームディレクトリを意味し、 「~/ファイル名」とは、ホームディレクトリ直下のファイルであることを示している。
「.bashrc」は Bash の初期設定ファイルである。ところで、 UNIX では個人環境の設定ファイルは、 ホームディレクトリ直下の . (ドット) で始まるファイルやディレクトリに置く習慣になっていることを覚えておくと良い。
例:
- .bashrc - Bash の初期設定
- .cshrc - C shell の初期設定
- .profile - Bourne Shell の初期設定
- .emacs.el - Emacs の初期設定
- .exrc - vi/ex の初期設定
- .Xdefaults, .Xresources - X Window System の初期設定
- .mozilla - Mozilla/Netscape の初期設定
Bash に関する参考資料
Bourne Shell 自習テキスト (木村 孝道氏)
UNIXの楽しみ (平林 浩一氏)
GNOME ユーザガイド (GNOME User's Guide Documentation Team; 翻訳: Hiroo Yamagata, with a little help from 名無しさん)