Javaによるプログラミングに先立ち、 以下の手順に従い各自の Linux (Ubuntu) 上の Java の開発環境が正しく設定されているか確認し、 必要があれば設定を行っておく。
※ sudoコマンドの実行時にパスワードを聞かれた場合、自分のパスワードを入力すること。
まず、以下のコマンドを実行し、結果を確認する。
$ java -version
以下のように表示された場合、 Javaの環境は正しく設定されているので、 これ以降の手順はすべて行う必要はない。 (「xxx」の部分は任意の内容で良い)
java version "1.6.0_xx" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_xx-bxx) Java HotSpot(TM) xxxxx VM (build xx.x-bxx, xxxxx)
これ以外の表示、例えば「OpenJDK Runtime Environment....」のような表示や、 「gij (GNU libgcj)...」のような表示がされた場合、または「command not found」のように表示された場合、以降の操作が必要である。
以下のコマンドを入力し、 Java 開発環境が正しくインストールされているか確認する。
$ dpkg -s sun-java6-jdk
次のように表示されるか確認する。 問題が無ければ次の手順に進むこと。
Package: sun-java6-jdk Status: install ok installed .... .... ....
しかし、「パッケージ `sun-java6-jdk' はまだインストールされておらず情報の利用は不可能です。...」 と表示された場合、Javaの開発環境が正しくインストールされていない可能性が高い。 ネットワークに接続した状態で以下のコマンドを入力し、 インストールを行う。
$ sudo apt-get update; sudo apt-get install sun-java6-jdk
以下のコマンドを入力し、正しいJavaの開発環境が選択されているか確認する。
$ sudo update-alternatives --config java
次のように表示された場合、特に何もしなくてよい。
java を提供するプログラムが 1 つしかありません (/usr/lib/jvm/java-6-sun/jre/bin/java)。 設定は行いません。
次のように表示された場合、「java-6-sun」を含んだ項目の番号を選択する。
`java' を提供する 3 個の alternatives があります。 選択肢 alternative ----------------------------------------------- 1 /usr/lib/jvm/java-6-sun/jre/bin/java + 2 /usr/lib/jvm/java-6-openjdk/jre/bin/java * 3 /usr/bin/gij-4.3 デフォルト[*] のままにするには Enter、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください:
上の例では「/usr/lib/jvm/java-6-sun/jre/bin/java」となっている「1」を入力し、Enterキーを押す。
同様に以下のコマンドを入力し、 「java-6-sun」を含んだ項目の番号を入力する。
$ sudo update-alternatives --config javac $ sudo update-alternatives --config javaws $ sudo update-alternatives --config jar $ sudo update-alternatives --config javadoc $ sudo update-alternatives --config javap $ sudo update-alternatives --config jdb
以上で操作は終了である。